メルカリ物販副業は、最初から仕入れず、自宅の不用品1品で出品から発送・利益確認まで経験するのが、初心者にとって失敗を抑えやすい始め方です。
2026年8月時点、通常のメルカリでは商品が売れて取引が完了すると販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。売値だけを見るのではなく、送料や梱包費まで含めて「最後にいくら残るか」を確認することが物販の基本です。
物販や転売に興味がある方は、仕入れを始める前に「何を売るか」「どのくらいの資金で始めるか」を整理しておくと失敗を減らせます。
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メルカリ物販副業の始め方は?初心者は何から始める?
メルカリ物販を副業として始めるなら、最初に優先したいのは仕入れではなく、1回の取引を最後まで経験することです。
物販と聞くと、「安く仕入れて高く売れる商品を探さなければ」と考えるかもしれません。
しかし、出品も発送も経験していない段階で仕入れ資金を使う必要はありません。
まず自宅にある不要品を1つ選び、次の7ステップを経験すれば、物販の基本的な流れを確認できます。
| 手順 | やること | 初心者が確認するポイント |
|---|---|---|
| 1 | 自宅の不用品を1つ選ぶ | 仕入れ資金を使わず練習する |
| 2 | 商品の状態を確認する | 傷・汚れ・欠品・動作を確認する |
| 3 | 販売相場を調べる | 希望価格ではなく市場の価格を見る |
| 4 | 実物写真を撮影する | 商品の状態が伝わる写真を用意する |
| 5 | 商品説明を書く | 購入判断に必要な事実を正確に書く |
| 6 | 手数料・送料を計算して価格を決める | 売上ではなく残る金額を見る |
| 7 | 配送方法を決めて出品・発送する | 梱包後のサイズと送料まで確認する |
商品を見つけて出品するだけでは、物販の全体像は分かりません。
需要を確認する、価格を決める、状態を正確に伝える、費用を計算する、購入者へ届ける、最終的な利益を確認する。
この流れを一周して初めて、「物販という副業が自分に合っているか」を具体的に判断できるようになります。
そもそもメルカリ物販とは?
物販とは、商品を販売して売上を得るビジネスです。
自宅の不要品を売るところから始まり、中古品や新品を仕入れて継続販売する方法まで、規模や取引形態はさまざまです。
メルカリでは衣類、本、ゲーム、家電、雑貨など幅広い商品を出品できるため、身近な不要品から販売経験を積みやすいのが特徴です。
ただし、「出品しやすい」と「利益を出しやすい」は同じ意味ではありません。
同じ商品でも、状態、需要、販売価格、送料、写真、商品説明などによって売れ方や最終的に残る金額は変わります。
初心者ほど「何が儲かるか」を探す前に、「自分が状態を説明できる商品を正しく売る」経験を優先したほうが、後の仕入れ判断にもつながります。
転売はすべて違法なのか?
購入した商品を再販売する行為が、すべて一律に違法になるわけではありません。
重要なのは、何を、どのような方法で入手し、どのルールに従って販売するかです。
偽ブランド品や知的財産権を侵害する商品、法令によって販売に制限がある商品、メルカリが禁止している出品物や販売方法などは避けなければなりません。
また、自分の不要品を処分する場合と、中古品を販売目的で仕入れて継続販売する場合では、古物営業法上の考え方も異なります。
初心者が最初に身につけるべきなのは「稼げる商品の探し方」だけではありません。
扱う商品と売り方がルールに合っているかを確認する習慣も、物販を続けるための基礎です。
メルカリで不用品を出品する7ステップは?
メルカリ物販をこれから始める人は、7ステップを順番に進めると迷いにくくなります。
特に重要なのは、途中の「出品」だけをゴールにしないことです。
最終的には商品を発送し、取引を終え、実際に残った金額まで確認しましょう。
手順1|自宅の不用品を1つ選ぶ
最初の商品は、新しく仕入れず、自宅にある不要品から選びます。
たとえば次のようなものです。
- 読み終えた本
- 着なくなった衣類
- 遊ばなくなったゲーム
- 使用していない雑貨
- 使わなくなった家電
不用品から始める最大の利点は、単に仕入れ代が0円だからではありません。
販売経験がない段階で、新しい在庫リスクを抱えずに練習できることです。
写真撮影に何分かかるのか。
商品説明を書くのは負担なのか。
梱包は面倒に感じるのか。
発送場所へ行く時間まで含めて続けられそうか。
こうした実務上の負担は、物販についての記事や動画を見るだけでは分かりません。
いきなり10個、20個と仕入れるより、不用品1品で一度経験するほうが、自分との相性を低コストで確認できます。
手順2|傷・汚れ・欠品・動作を確認する
商品を選んだら、次に状態を確認します。
中古品なら特に、
- 傷
- 汚れ
- 使用感
- 破損
- 欠品
- 動作状況
- 付属品
などを確認しておきましょう。
メルカリの出品者ガイドラインは2025年6月17日に制定され、同年7月1日から適用されています。その後、2025年9月9日、12月15日にも改定されています。
同ガイドラインでは、実際に手元にある商品の写真を掲載し、商品の状態が具体的に分かるよう、傷や汚れのある場所、付属品なども撮影するよう案内されています。
初心者ほど「少しでもきれいに見せれば高く売れるのでは」と考えたくなるかもしれません。
しかし、優先すべきなのは見栄えを良くすることではなく、出品ページから想像した商品と、届いた実物との差を減らすことです。
傷があれば写真に写し、説明にも書く。
付属品がないなら、ないことを明記する。
こうした正確さが、購入後の認識違いを防ぐ土台になります。
手順3|同じ商品の販売相場を調べる
状態を確認したら、販売価格を決める前に相場を調べます。
注意したいのは、検索結果で一番高い商品だけを見ないことです。
たとえば同じ商品が5,000円で出品されていても、その商品が5,000円で売れるとは限りません。
高すぎて残っている可能性もあります。
比較するときは商品名だけでなく、
- 商品状態
- 型番や仕様
- 付属品の有無
- 送料負担
- 同程度の商品価格
などを確認します。
メルカリ公式も価格の決め方として、検索機能を利用し、他の出品商品を「商品状態」「配送料の負担」「発送オプション」などで絞り込んで比較する方法を案内しています。
ここで身につけたいのは、「自分はいくら欲しいか」から価格を決めるのではなく、市場ではいくらなら比較対象になるかを見る習慣です。
この考え方は、不用品販売から仕入れ販売へ進んだときにもそのまま使えます。
手順4|手元にある実物の写真を自分で撮る
相場を確認したら商品写真を撮影します。
最初から高価なカメラや撮影機材を買う必要はありません。
手持ちのスマートフォンを使い、自然光などで明るさを確保しながら、実物の状態が分かるように撮れば十分です。
全体写真だけでなく、傷、汚れ、型番、タグ、端子、付属品など、購入判断に関係する箇所も撮影しておきましょう。
メルカリの出品者ガイドラインでも、実際に手元にある商品の写真を掲載し、さまざまな角度から状態を確認できるようにすることが案内されています。
一方、他の出品者が撮影した写真や外部サイト上の画像・文章を無断で利用する行為は避けなければなりません。
他人の写真では、自分が販売する実物の傷や使用感も正確には伝えられません。
初心者はまず、「自分が売る商品を、自分で確認し、自分で撮る」という基本を徹底しましょう。
手順5|商品説明は「売り文句」より正確さを優先する
商品説明で、巧みなセールスコピーを書く必要はありません。
購入者が判断するために必要な情報を、分かりやすく並べることが先です。
衣類であれば、ブランド、サイズ、色、素材、使用状況、傷や汚れなど。
家電なら、メーカー、型番、付属品、動作確認の範囲などを記載します。
たとえば、
「かなり美品です」
だけでは、人によって受け取り方が違います。
それより、
「右袖に約1cmの汚れがあります」
「説明書は付属しません」
「電源が入ることまで確認しています」
など、自分で確認できる事実を書くほうが購入者は判断しやすくなります。
物販の商品説明で重要なのは、文章力を見せることではありません。
購入後に「それは知らなかった」と感じる要素をできるだけ減らすことです。
手順6|販売手数料と送料を引いて価格を決める
ここは、メルカリ物販初心者が最初に理解しておきたい数字です。
2026年8月時点、通常のメルカリでは出品時に出品料はかかりませんが、商品が購入され取引が完了すると、販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。
たとえば3,000円で商品が売れた場合、販売手数料は300円です。
さらに、出品者が送料を負担する場合は配送費も考えます。
仮に全国一律210円のネコポスで発送できる商品なら、
3,000円 − 300円 − 210円 = 2,490円
となります。
これは、自宅にあった不用品を売った場合の単純な例です。
仕入れ販売なら、さらに仕入原価や梱包資材なども計算しなければなりません。
基本式は、
販売価格 − 販売手数料 − 送料 − 仕入原価 − その他必要経費 = 手元に残る金額
と考えると分かりやすいでしょう。
また、2026年8月時点では、メルカリで販売した商品の売上を指定口座へ引き出す振込申請には、一律200円の振込手数料が案内されています。
手数料やサービス内容は変更される可能性があるため、実際に利用するときはメルカリ公式ガイドで最新情報を確認してください。
なお、この記事で扱っているのは通常のメルカリです。
在庫管理機能などを備えるメルカリShopsとはサービスや利用条件が異なるため、料金を比較するときは混同しないようにしましょう。
手順7|梱包後のサイズを想定して配送方法を決める
最後に配送方法を決め、出品します。
初心者がやりがちな失敗は、「売れてから発送方法を考える」ことです。
送料は梱包後の大きさや重さによって変わるため、出品前にある程度想定しておかなければ、売れたあとに利益がほとんど残らないことがあります。
2026年8月時点、らくらくメルカリ便のネコポスは全国一律210円です。
サイズ条件は3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内などとなっています。
宅急便コンパクトは全国一律450円で、別途70円の専用資材が必要です。
らくらくメルカリ便の宅急便は、60サイズが750円、80サイズが850円、100サイズが1,050円です。
ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットポストは全国一律215円ですが、発送用シールまたは専用箱などの資材も必要になります。
| 配送方法の例 | 2026年8月時点の送料 | 向きやすい商品の例 |
|---|---|---|
| ネコポス | 全国一律210円 | 薄手衣類・アクセサリー・小物など |
| ゆうパケットポスト | 全国一律215円 | 本・小物・スマホケースなど |
| 宅急便コンパクト | 全国一律450円+専用資材70円 | 小型でも厚みのある商品など |
| 宅急便60サイズ | 全国一律750円 | 小型家電・厚手衣類など |
料金やサイズ条件、利用できる配送サービスは変更される可能性があります。発送前には必ずメルカリ公式の最新情報を確認してください。
ここから分かる重要なポイントがあります。
販売価格1,000円の商品を210円で発送する場合と、750円で発送する場合では、同じ売価でも残る金額が大きく違います。
つまり、物販の商品選びは「いくらで売れるか」だけではなく「いくらで送れるか」まで含めて考える必要があるということです。
メルカリ物販初心者が準備するものと避けるべきことは?
メルカリ物販を始めるために、最初から高価な道具をそろえる必要はありません。
不用品1品を出品する段階なら、
- スマートフォン
- 出品する商品
- 明るく撮影できる場所
- 封筒やダンボール
- 必要に応じた緩衝材
- 梱包用テープ
- サイズを測るメジャー
などがあれば始められます。
専用カメラ、大量の梱包資材、高価な照明、在庫棚などは、実際に必要性が出てから検討しても遅くありません。
副業初心者が避けたいのは、まだ1円も売上がない段階で「準備のための支出」を増やすことです。
物販の中心は道具をそろえることではなく、商品を販売し、費用を差し引いたあとにお金を残すことです。
小さくて軽い商品は初出品と相性がいい
筆者としては、最初の商品には、できれば小さく、軽く、状態を説明しやすいものを選ぶ方法が合理的だと考えています。
理由は送料と作業量を把握しやすいからです。
薄手の衣類や本、小物などは、小型配送を利用できる可能性があります。
一方、大型商品は送料が上がりやすく、大きな梱包材や保管場所も必要です。
同じ500円の利益でも、小型商品を数分で梱包できる場合と、大型商品を大きなダンボールに入れて持ち運ぶ場合では副業としての負担が違います。
ここで重要になるのが、利益だけではなく作業時間まで見ることです。
売上ではなく「利益÷作業時間」まで記録する
たとえば、1商品を売って500円残ったとします。
500円という数字だけでは、その取引が副業として効率的だったかは分かりません。
仮に、
- 相場調査10分
- 撮影10分
- 説明文作成と出品10分
- 梱包15分
- 発送15分
で合計60分かかったなら、単純計算では1時間あたり500円の利益です。
一方、300円しか残らなくても、すべての作業を10分程度で再現できるなら、違った見方ができます。
もちろん、最初の1〜2件は作業に慣れていないため時間がかかります。
そのため、初回から時給だけで「向いていない」と判断する必要はありません。
ただし、売値・手数料・送料・利益・作業時間をセットで記録する習慣はおすすめです。
これは、単なる「利益率」では見えない副業の効率を判断する材料になります。
手元にない商品を出品しない
2025年12月15日に改定されたメルカリの出品者ガイドラインでは、手元にある商品のみ出品可能とされています。
ECサイトなどから購入者へ商品を直接発送させる方法や、手元にない商品を販売することも禁止対象です。
発売前の商品を予約・取り寄せで販売する行為などについても、メルカリ公式ガイドで禁止例が示されています。
在庫を持たずに販売できれば効率的に見えるかもしれません。
しかし、実物を確認できなければ、状態について質問されても答えられない、商品を確保できない、発送が遅れるといった問題につながります。
通常のメルカリでは、「売れてから確保する」のではなく、手元で実物を確認できる商品を出品すると覚えておきましょう。
他人の商品写真や説明文を無断使用しない
効率化のために、他の出品者が使っている写真や文章をそのまま流用する方法も避けるべきです。
自分が販売する商品の状態を正確に伝えるためにも、実物を自分で撮影し、自分で確認した情報を書くことが基本です。
テンプレートを使うこと自体が問題なのではありません。
しかしテンプレートに合わせるために、実際には確認していない状態や付属品を書いてしまえば本末転倒です。
まずは、
実物を見る → 写真を撮る → 状態を確認する → 自分の言葉で説明する
という型を作りましょう。
その後、共通項目だけをテンプレート化すれば、正確さを落とさず効率化できます。
同一商品を何度も削除・再出品しない
検索結果で目立たせるため、同じ商品を短時間で削除・再出品する方法にも注意が必要です。
メルカリ公式は、同じ商品の削除・再出品によって検索結果での表示機会を増やす行為を迷惑行為として禁止しています。
また、同一商品を所有数を超えて多数出品することは、そもそも手元にない商品の出品にもつながります。
初心者の段階では「検索画面を攻略する」ことより、1件ごとの販売結果を記録するほうが重要です。
いくらで出したのか。
何日で売れたのか。
送料はいくらだったのか。
実際に何円残ったのか。
このデータが増えるほど、次の出品で改善しやすくなります。
禁止出品物は利益より先に確認する
メルカリには禁止されている出品物や行為があります。
「高く売れそうだから」という理由だけで、内容を理解していない商品へ手を出すべきではありません。
特に初心者は、真贋判断が必要な高額ブランド品、販売条件が複雑な商品、法令上の規制を確認する必要がある商品などを安易に扱わないほうが安全です。
利益が出るかどうかより先に、
自分が売ってよい商品なのか、メルカリのルール上問題がないのか
を確認してください。
規約は改定されることがあるため、出品時点の公式ガイドを確認することが重要です。
最初の売上を作りたい方は、感覚で仕入れる前に、物販の基本と自分に合う進め方を確認しておくことが大切です。
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メルカリで中古品を仕入れて売るなら古物商許可は必要?
自宅にある不要品を売る段階と、中古品を仕入れて継続的に販売する段階は分けて考える必要があります。
古物営業法では「古物」について、一度使用された物品だけでなく、使用されていない物品でも、使用する目的で一度取引されたものなどを含むと定義しています。
つまり、「未使用品だから古物ではない」とは単純に判断できません。
一方、古物営業法上の「古物営業」の定義では、古物の売買などを行う営業のうち、「古物を売却することのみを行うもの」などは除かれています。
このため、自分が所有している不要品を処分するケースと、販売する目的で古物を仕入れて反復継続して販売するケースを同じに考えるべきではありません。
初心者がまず不用品販売から始めることには、こうした意味でも利点があります。
自分の不要品を売りながら販売作業を覚え、仕入れ販売へ移行する前に必要な制度を確認できます。
中古品を仕入れて継続販売する予定がある場合は、古物商許可の要否を自己判断だけで済ませず、営業所を管轄する警察署など公的な窓口で、自分の取引形態について確認することをおすすめします。
法律や制度は、「ネットで似たケースを見たから自分も同じ」と判断すると認識を誤ることがあります。
物販は利益計算だけでなく、販売ルールまで含めて設計する副業です。
メルカリ物販は何件売ってから仕入れを始める?
ここからはメルカリ公式の基準ではなく、初心者向けの実践手順についての筆者の考えです。
私は、まず3〜5件程度の不用品販売を経験し、相場・送料・利益・作業時間を自分で確認できるようになってから、小額仕入れを検討する方法が分かりやすいと考えています。
3〜5件という数字に制度上の根拠があるわけではありません。
一度だけでは見えない作業上の問題を、数回繰り返すことで発見するための目安です。
1件目では、写真を撮るだけで20分かかるかもしれません。
2件目では、先に梱包サイズを確認できるようになる。
3件目では、商品説明を書く時間が短くなるかもしれません。
こうして数件繰り返すと、物販が「よく分からない作業」から「自分で再現できる作業」に変わっていきます。
その段階で初めて、「仕入れにお金を使ってもよいか」を判断すれば十分です。
仕入れ前に確認したい4つの基準
筆者としては、少なくとも次の4点を自分でできるようになってから仕入れを検討する方法をすすめます。
- 類似商品の価格帯を自分で調べられる
- 販売手数料と送料を含めて残る金額を計算できる
- 商品サイズから配送方法を想定できる
- 売れなくても生活に影響しない範囲で仕入れられる
特に重要なのが、最後の資金管理です。
物販には在庫リスクがあります。
「これは売れる」と考えて仕入れても、必ず購入者が現れるとは限りません。
相場が下がることもあります。
競合が増えることもあります。
季節が変わって需要が落ちる商品もあります。
そのため、生活費や家賃、借入金など、失って困る資金を仕入れに回すべきではありません。
利益率だけで商品を選ばない
仕入れ販売を始めると、「利益率30%」「1個で2,000円利益」といった数字が気になりやすくなります。
しかし、副業として続けるなら、利益率だけを見ると判断を誤ります。
たとえば1商品で1,500円残っても、
大型で保管場所を取る。
梱包に30分かかる。
発送場所まで持ち運ぶのが大変。
なかなか売れず資金が数か月動かない。
という商品なら、自分の生活には合わない可能性があります。
反対に1件あたりの利益が小さくても、小型で保管しやすく、相場確認や梱包が簡単で、一定の需要がある商品なら扱いやすい場合があります。
そのため私は、初心者ほど商品を次のような組み合わせで見るべきだと考えています。
利益額 × 売れやすさ × 作業時間 × 在庫スペース × 資金拘束
特に見落とされやすいのが最後の「資金拘束」です。
3,000円利益が出る商品でも、仕入れた2万円が半年間在庫として残れば、その間は別の商品へ資金を使えません。
副業物販では、「いくら儲かるか」だけではなく、いくらの資金を、何日使って、その利益を得るのかまで見ると判断の精度が上がります。
これは単純な売れ筋ランキングだけでは分からない視点です。
メルカリ物販副業をどう拡大する?初心者向け4段階を考察
メルカリ物販が初心者の入口として使いやすい理由は、「誰でも簡単に稼げるから」ではないと私は考えています。
最大のメリットは、大きな仕入れ資金を使う前に、商売の基本を一周できることです。
1商品を売るだけでも、
需要を見る。
価格を決める。
状態を伝える。
販売手数料と送料を計算する。
商品を梱包する。
購入者へ届ける。
最後に利益を確認する。
という一連の経験ができます。
これはメルカリの操作方法を覚えるだけではありません。
ネットショップや別のEC販売へ進んだ場合にも使える、物販の基本的な考え方です。
「月5万円」より先に「もう1回できるか」を見る
副業を始めると、「月1万円稼ぎたい」「月5万円まで伸ばしたい」と収益目標を設定したくなります。
目標を持つこと自体は問題ありません。
ただし、初出品前の初心者なら、月収目標より先に見るべき数字があります。
同じ流れをもう1回再現できるか。
私はここが重要だと考えています。
たまたま自宅にあった人気商品が1万円で売れたとしても、それだけでは物販副業として再現できるとは限りません。
反対に利益が500円でも、
事前に相場を確認し、
送料を想定し、
価格を決め、
予想した範囲の利益を残せたなら、
その経験は次の販売に利用できます。
物販で拡大しやすいのは「一度大きく儲かった商品」ではなく、なぜ利益が残ったのかを自分で説明できる取引です。
初心者は4段階で進める
筆者としては、初心者なら次の4段階で進めると失敗を抑えやすいと考えています。
第1段階:不用品を1品出品する
状態確認、相場調査、写真、説明、価格、配送方法まで自分で決めます。
第2段階:不用品を3〜5件程度販売する
各取引で、販売価格、販売手数料、送料、残った金額、作業時間を記録します。
第3段階:必要な制度を確認し、小額仕入れを試す
中古品を扱うなら古物営業法との関係も確認し、売れなくても生活に影響しない範囲で試します。
第4段階:再現できる方法だけ増やす
一度売れたという理由ではなく、「需要・価格・送料・作業量を説明できる商品」を増やします。
この順番なら、売上を拡大する前に失敗コストを小さくできます。
初心者の最初の目標は最大利益ではありません。
損失を限定しながら、利益が出る仕組みを理解することです。
最初に「やらないこと」を決める
物販では「何をするか」と同じくらい、「何をしないか」を決めることが重要です。
初心者なら、少なくとも次の行動は避けたほうがよいでしょう。
- 手元にない商品を出品しない
- 他人の商品写真や文章を無断使用しない
- 手数料と送料を計算せず仕入れない
- 真贋を判断できない高額ブランド品から始めない
- 規約を確認していない商品を出品しない
- 売上金額だけで利益を判断しない
- 生活費を仕入れ資金にしない
- 最初から大量在庫を抱えない
これらは派手な「稼ぐテクニック」ではありません。
しかし、初心者が副業を長く続けるうえでは、攻め方より先に守り方を決めることに価値があります。
私は、物販初心者ほど「売れる商品リスト」を増やすより、「失敗する行動リスト」を減らすことから始めるべきだと考えています。
利益を大きくする方法は経験を積んでから学べます。
一方、大量仕入れや規約違反で最初につまずけば、経験を積む前に副業そのものを続けられなくなる可能性があります。
まとめ|メルカリ物販副業は不用品1品から始める
メルカリ物販副業の始め方で迷っているなら、最初から商品を大量に仕入れる必要はありません。
まず自宅の不要品を1つ選び、状態確認 → 相場調査 → 写真撮影 → 商品説明 → 利益計算 → 配送方法決定 → 出品・発送までを一度経験してみましょう。
2026年8月時点、通常のメルカリでは商品が売れて取引が完了すると販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。
さらに出品者が送料を負担する場合は配送費も必要です。
そのため見るべきなのは売上ではなく、すべての費用を差し引いたあとに何円残ったかです。
そして、できれば作業時間も記録してください。
1商品500円の利益でも10分で完了した場合と、1時間かかった場合では、副業としての意味が違います。
数件販売して、自分で相場、送料、利益、作業時間を判断できるようになってから、必要であれば小額の仕入れを検討すれば十分です。
中古品を販売目的で仕入れて継続販売するなら、古物営業法との関係も確認しましょう。
また、手元にない商品の出品や、検索表示を増やす目的で同一商品を繰り返し削除・再出品する行為など、メルカリのルールにも注意が必要です。
不用品1品 → 数件販売 → 小額仕入れ → 再現できる方法だけ拡大する。
この順番なら、初心者でも大きな初期費用や在庫を抱える前に、自分が物販を続けられるかを判断できます。
メルカリ物販で重要なのは、「売れた」という結果だけではありません。
なぜ売れたのか、何円残ったのか、何分かかったのか、もう一度同じ判断ができるのか。
そこまで確認できるようになれば、不用品販売から副業としての物販へ進むための基礎が整ってきます。
よくある質問
メルカリ物販副業は仕入れなしでも始められますか?
はい。最初は自宅にある不要品から始められます。
初心者は仕入れ資金を使う前に、不用品で写真撮影、商品説明、価格設定、配送、梱包、発送、利益確認まで経験すると、物販全体の流れを理解しやすくなります。
通常メルカリの販売手数料はいくらですか?
2026年8月時点では、出品した商品が購入され取引が完了すると、販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。
出品者が送料を負担する場合は配送費もかかります。また、売上を指定口座へ引き出す振込申請には一律200円の振込手数料が案内されています。
手数料、送料、サービス条件は変更される可能性があるため、実際に利用するときはメルカリ公式ガイドの最新情報を確認してください。
メルカリで中古品を売ると古物商許可が必要ですか?
自分が所有している不要品を売ることと、販売目的で古物を仕入れて継続的に販売することは分けて考える必要があります。
古物営業法では、一度使用された物品だけでなく、未使用でも使用する目的で一度取引された物品などが「古物」に含まれます。
中古品を仕入れて継続販売する副業へ進む場合は、自己判断だけで済ませず、自分の取引形態について営業所を管轄する警察署など公的な窓口で確認してください。
最短資産設計ライター・神崎レン
物販は、仕入れる前の判断で結果が変わります。
売れる商品を探すことだけでなく、資金管理、販売先、継続しやすい進め方まで整理することが重要です。物販・転売を含め、自分に合う副業の入口を無料で確認したい方は、ゼロアカのLINEから確認してください。


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