せどり初心者の始め方|仕入れから販売までの基本を順番に解説

物販・転売

せどり初心者は、販路決定→リサーチ→利益計算→ルール確認→少量仕入れ→検品→出品→発送→収支確認の順で進めるのが基本です。

最初から大量に仕入れず、販売手数料・送料・売れるまでの期間まで確認してから少量で試すことが、在庫と資金の失敗を減らします。

物販や転売に興味がある方は、仕入れを始める前に「何を売るか」「どのくらいの資金で始めるか」を整理しておくと失敗を減らせます。
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  1. せどり初心者の始め方は?まず利益が残る仕組みを理解する
    1. せどりと転売は何が違う?
  2. せどり初心者が最初に準備するものは?
    1. せどりはいくらから始めればいい?
  3. せどり初心者は店舗と電脳のどちらから仕入れる?
  4. せどり初心者は何を見て仕入れる?4項目を先に確認する
    1. 利益率だけでなく「資金が戻る速さ」を見る
    2. 最初から複数個を仕入れない
    3. 初心者が扱いやすい商品はどう選ぶ?
  5. 仕入れた後は何をする?検品・出品・発送までの流れ
    1. 販売先ごとの手数料・配送方法を確認する
    2. 売れた後は商品を守りながら発送する
  6. せどり初心者が確認すべき古物商許可と販売ルールは?
  7. せどり初心者は税金と帳簿をいつから管理する?
    1. 副業せどりは20万円を超えたら確定申告が必要?
    2. 売れ残った商品も管理する
  8. せどり初心者が失敗を減らす9ステップ
  9. 考察|せどり初心者は「高利益」より資金の一周を経験する
    1. 利益率・回転・資金・作業時間をセットで考える
    2. 最初は「1仕入先・1販路・1ジャンル」でいい
    3. 「売れそうな理由」より「売れない理由」を先に探す
  10. まとめ|せどり初心者は調べてから小さく一周させる
  11. よくある質問
    1. せどり初心者はいくらから始めればいいですか?
    2. 中古品をせどりするなら古物商許可は必要ですか?
    3. せどりは売上が20万円を超えたら確定申告が必要ですか?

せどり初心者の始め方は?まず利益が残る仕組みを理解する

せどりとは、商品を仕入れて販売し、販売価格から仕入価格や各種コストを差し引いた残額を利益にする物販ビジネスです。

書籍、ゲーム、家電、おもちゃ、ホビー用品など対象になり得る商品は幅広く、店舗だけでなくインターネット上でも仕入れや販売ができます。

ただし、「安く買って高く売れば利益になる」とだけ考えると失敗しやすくなります。

初心者が最初に見るべきなのは、仕入価格と販売価格の差額ではなく最終的に手元へ残る金額です。

基本的な考え方は次のとおりです。

利益=販売価格-仕入価格-販売手数料-送料-梱包費など

たとえば3,000円で仕入れた商品を5,000円で販売できたとします。

価格差だけを見れば2,000円ですが、販売手数料500円、送料750円、梱包費100円がかかった場合、残る利益は650円です。

「5,000円で売れた」「仕入れとの差額は2,000円だった」という数字だけでは、せどりの採算は判断できません。

筆者としては、初心者が最初に覚えるべき数字は売上高より1商品を売ったあとにいくら残ったかだと考えています。

売上10万円でも、仕入れ・送料・手数料などで9万円使えば、単純化した利益は1万円です。

逆に売上規模が小さくても、1商品ごとの収支が把握できていれば、次の仕入れ判断を改善できます。

せどりと転売は何が違う?

「せどり」と「転売」は、仕入れた商品を再販売するという点では重なる部分があります。

しかし、呼び方だけで取引の適法性や安全性が決まるわけではありません。

確認すべきなのは、

  • どの商品を扱うのか
  • どこから仕入れるのか
  • 必要な許可や届出があるか
  • 販売先の規約に違反していないか
  • 偽造品や権利侵害品ではないか

といった実際の取引内容です。

つまり、「せどりと呼んでいるから問題ない」と判断するのではなく、商品・仕入方法・販売方法ごとにルールを確認する必要があります。

初心者ほど名称より取引実態を見る。この考え方が、後から商品を売れなくなる失敗を防ぎます。


せどり初心者が最初に準備するものは?

最初から専用オフィスや高額な機材をそろえる必要はありません。

まずは、商品を調べ、仕入れ、販売し、その収支を記録できる環境を整えます。

最低限用意したいものは次のとおりです。

  • スマートフォンまたはパソコン
  • インターネット環境
  • 販売プラットフォームのアカウント
  • 無理のない範囲の仕入れ資金
  • 銀行口座や決済手段
  • 段ボール、封筒、緩衝材などの梱包資材
  • 売上・仕入れ・経費・在庫を記録する管理表

プリンターや専用ラベル用品などは、発送量が増えて必要性を感じてから追加しても遅くありません。

初心者に特におすすめしたいのは、生活費とせどり用のお金をできるだけ分けて管理することです。

売上金が入金されると、それを利益だと感じてしまいやすいからです。

しかし、その売上には仕入れに使った元本も含まれています。

さらに販売手数料、送料、梱包費、次回の仕入れ資金なども考えなければなりません。

専用口座や管理表を用意して、

「いくら仕入れたか」

「いくらで売れたか」

「販売まで何日かかったか」

「手数料と送料はいくらだったか」

「最後にいくら残ったか」

を追える状態にしておく方が、実態を把握しやすくなります。

せどりはいくらから始めればいい?

「初心者は必ず○万円必要」という一律の答えはありません。

500円程度の商品を扱う場合と、数万円の家電を扱う場合では、必要な仕入れ資金が大きく異なるからです。

私なら金額そのものより、売れなくても生活に影響しない金額かどうかで判断します。

生活費や緊急用資金を取り崩したり、最初から大きな借入れを前提にしたりするより、少額で一連の売買を経験する方が初心者には合理的です。

最初の目的は「大きく仕入れること」ではありません。

現金を商品へ変え、その商品を販売し、再び現金へ戻す経験をすることです。


せどり初心者は店舗と電脳のどちらから仕入れる?

代表的な仕入れ方法には、店舗せどり電脳せどりがあります。

店舗せどりは実店舗で商品を探す方法、電脳せどりはECサイトやオンラインショップなどインターネット上で商品を探す方法です。

違いを整理すると、次のようになります。

比較項目 店舗せどり 電脳せどり
主な仕入れ場所 リサイクルショップ、家電量販店、ホームセンターなど ECサイト、オンラインショップ、フリマ・オークションサービスなど
商品状態 実物を確認しやすい 写真や説明から判断する場面が多い
移動 必要 原則として不要
価格比較 複数店舗を回る手間がある 複数サイトを比較しやすい
主な注意点 交通費・移動時間・在庫状況 商品状態・送料・返品条件

店舗せどりの利点は、商品を自分の目で確認しやすいことです。

中古品なら傷、汚れ、付属品、外箱などを仕入れ前に確認できるため、状態判断に慣れていない初心者には分かりやすい面があります。

一方で、交通費や移動時間がかかります。

商品単体では利益が出ても、店舗を回る時間や交通費まで考えると効率が下がるケースもあります。

電脳せどりは、自宅から複数の商品を比較しやすいことがメリットです。

本業があり、店舗を回る時間を確保しにくい人にも取り組みやすいでしょう。

ただし、仕入れ前に実物を見られないため、中古品では写真に写っていない傷、欠品、動作不良なども考慮する必要があります。

※画像はAIによるイメージ

筆者としては、初心者が最初から店舗・ネット・新品・中古・ジャンク品まで同時に広げる必要はないと考えています。

仕入れ方法を一つに絞り、一連の売買を覚えてから広げる方が、失敗した原因を分析しやすいからです。


最初の売上を作りたい方は、感覚で仕入れる前に、物販の基本と自分に合う進め方を確認しておくことが大切です。
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せどり初心者は何を見て仕入れる?4項目を先に確認する

初心者が避けたいのは、「安い」という理由だけで仕入れることです。

商品が安くても、売れなければ現金は在庫へ変わったままです。

仕入れる前には、最低でも次の4項目を確認します。

  • 想定販売価格
  • 手数料・送料まで差し引いた想定利益
  • 過去の価格や売れ行き
  • 自分がその商品を販売できるか

利益率を見る場合は、一般的に次の式で考えられます。

利益率=利益÷販売価格×100

販売価格5,000円で最終利益1,000円なら、利益率は20%です。

ただし、「利益率20%以上ならすべて仕入れる」と固定するのはおすすめしません。

同じ20%でも、数日で売れる商品と数か月売れない商品では、資金の使われ方が大きく違うからです。

利益率だけでなく「資金が戻る速さ」を見る

せどりでは商品を仕入れた瞬間、手元の現金が在庫へ変わります。

5万円の資金をすべて在庫に使い、その商品が数か月売れなければ、その5万円を別の商品仕入れへ回しにくくなります。

そこで初心者にも意識してほしいのが回転です。

ここでは難しく考えず、「仕入れた商品がどの程度の期間で売れ、現金へ戻るのか」と考えてください。

たとえば、どちらも利益1,000円の商品があるとします。

A商品は2,000円で仕入れ、比較的短期間で売れる。

B商品は8,000円で仕入れ、売れるまで長期間かかる。

利益額は同じでも、必要資金と資金拘束期間は異なります。

筆者としては、初心者が見るべきなのは利益率だけではなく、

利益額・売れやすさ・必要資金・作業量

の組み合わせだと考えています。

これは特定の会計指標ではなく、仕入れを価格差だけで判断しないための実務的な視点です。

最初から複数個を仕入れない

「利益が出そうな商品を見つけた」と思っても、初心者がいきなり10個、20個と仕入れる必要はありません。

まず1個、または少量で販売します。

実際に、

  • 想定価格で売れたか
  • 何日で売れたか
  • 手数料はいくらだったか
  • 梱包サイズは想定どおりだったか
  • 送料はいくらだったか
  • 返品や問い合わせは発生したか

まで確認します。

机上の予測と実際の取引には差が出ることがあります。

その差を小さな仕入れで確認してから数量を増やす方が、在庫リスクを抑えやすくなります。

初心者が扱いやすい商品はどう選ぶ?

「これを仕入れれば初心者でも利益が出る」という固定の商品はありません。

価格、需要、競合、販売ルールは変化するため、特定の商品名だけを真似して仕入れる方法には再現性がありません。

最初は商品ジャンルより、次の条件で考える方が分かりやすいでしょう。

  • 小さく保管しやすい
  • 梱包方法が分かりやすい
  • 送料を予測しやすい
  • 壊れにくい
  • 商品状態を確認しやすい
  • 過去の販売状況を調べやすい
  • 出品ルールを理解しやすい

大型商品や壊れやすい商品、専門的な動作確認が必要な中古品などは、検品・保管・配送の判断項目が増えます。

これは「初心者には扱えない」という意味ではありません。

最初の数取引では、利益の最大化より判断項目を減らす方が、改善点を見つけやすいということです。


仕入れた後は何をする?検品・出品・発送までの流れ

商品を仕入れた後は、検品→出品→販売→梱包→発送→収支確認へ進みます。

仕入れた時点では、まだ取引は終わっていません。

検品では商品に応じて、

  • 注文した商品と一致しているか
  • 傷や汚れがないか
  • 必要な動作に問題がないか
  • 付属品がそろっているか
  • 外箱やパッケージの状態はどうか
  • 仕入れ時の商品説明と実物に違いがないか

などを確認します。

特に中古品は、同じ型番でも状態によって価値が変わります。

出品者側の感覚で「この程度の傷なら問題ない」と決めるのではなく、購入者が判断できるよう状態を正確に説明することが重要です。

※画像はAIによるイメージ

販売先ごとの手数料・配送方法を確認する

販路によって販売手数料、配送方法、出品条件、返品対応などは異なります。

そのため、仕入れ前と出品時の両方で最新の公式情報を確認する習慣をつけてください。

たとえばメルカリは、商品が購入され取引が完了した際、通常は販売価格の10%を販売手数料として差し引くと案内しています。2026年8月16日時点で確認できる公式ヘルプの内容です。 メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ

5,000円で販売した場合、通常の販売手数料だけなら500円です。

そこから送料、仕入価格、梱包費なども差し引いて採算を判断します。

一方、AmazonのFBA(フルフィルメント by Amazon)は、販売事業者がAmazonのフルフィルメントセンターへ商品を納品すると、注文受付、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応などをAmazonが代行する仕組みです。 

作業負担を減らせる一方、FBAでは商品のサイズや利用サービスなどに応じた料金が発生します。

Amazonの料金体系や出品条件は変更される可能性があるため、「以前調べた料金」を使い続けず、実際に仕入れ・出品するときの公式料金表で確認してください。

つまり、販路選びでは「どこが一番売れるか」だけでは足りません。

販売価格-仕入価格-その販路で実際にかかる費用まで見て、自分の商品と作業方法に合うかを判断する必要があります。

売れた後は商品を守りながら発送する

注文が入ったら、商品に適した梱包を行います。

壊れやすい商品には緩衝材を使用し、水濡れを避けたい商品なら必要に応じて防水対策を行います。

一方で、必要以上に大きな梱包にすると、配送方法によって送料が上がる可能性があります。

梱包で考えるべきなのは、

商品を適切に保護することと、配送コストを事前に見積もること

の両方です。

初心者は「利益商品を見つけること」に意識が向きがちですが、せどりは商品を仕入れたところでは終わりません。

購入者へ商品を届け、実際に発生した費用を確認し、最終利益を記録して一つの取引が完成します。


せどり初心者が確認すべき古物商許可と販売ルールは?

結論から言えば、中古品を仕入れて継続的に販売する場合は、古物営業法上の扱いを仕入れ前に確認することが重要です。

ただし、すべての個人間販売に一律で古物商許可が必要という意味ではありません。

自分が使用していた不用品を処分する場合と、再販売を目的として中古品を仕入れ、営業として販売する場合では前提が異なります。

警視庁は古物商許可申請について、主たる営業所の所在地を管轄する警察署で申請し、手数料を19,000円と案内しています。2026年8月16日時点で確認できる警視庁公式情報です。 

ただし、実際に許可が必要かどうかは取引形態によって判断が変わり得ます。

中古せどりを始める場合は、自己判断だけで進めず、営業所所在地を管轄する警察署などへ自分の販売形態を説明して確認するのが安全です。

さらに、法律上扱える商品でも、利用する販売プラットフォームの出品禁止・制限商品に該当する可能性があります。

仕入れ前には少なくとも、

  • 古物商許可が関係する取引か
  • 販売先でその商品を出品できるか
  • カテゴリーごとの条件を満たしているか
  • 偽造品や権利侵害品ではないか
  • 商品によって別の許可・資格・規制が関係しないか

を確認してください。

「他の人が出品しているから自分も販売できる」とは限りません。

出品者ごとの許可状況や販売条件は外から分からないためです。

筆者としては、初心者にとって避けたい損失の一つは、「確認していれば最初から買わなかった商品」を仕入れることだと考えています。

仕入れ前の数分の確認は、売れない在庫を抱えてから調べるより圧倒的に負担が小さくなります。


せどり初心者は税金と帳簿をいつから管理する?

結論は、最初の1商品から記録するです。

利益が増えてから過去の取引を整理しようとすると、仕入価格、送料、手数料、梱包費などを後から探すことになります。

最低でも、次の項目を記録しておくと1商品ごとの採算を追いやすくなります。

  • 仕入日
  • 商品名や管理番号
  • 仕入価格
  • 販売日
  • 販売価格
  • 販売手数料
  • 送料
  • その他の経費
  • 最終的な利益
  • 売れるまでの日数
※画像はAIによるイメージ

この記録には、税務だけでなく仕入れ判断を改善する役割もあります。

「利益は出たが送料が想定より高かった」

「利益率は高かったが売れるまで長かった」

「利益額は小さかったが短期間で現金化できた」

といったことが、自分自身の数字から分かるようになるからです。

副業せどりは20万円を超えたら確定申告が必要?

よくある誤解が、「売上20万円を超えたら確定申告」という理解です。

国税庁は、一定の給与所得者について、給与所得・退職所得以外の所得金額が20万円を超える場合などに所得税の確定申告が必要になると案内しています。 

ここで見ているのは単純な売上高ではなく、所得です。

国税庁は業務に係る雑所得について、基本的に総収入金額から必要経費を差し引いて所得金額を計算する考え方を示しています。 

したがって、年間50万円売り上げたからといって、そのまま所得50万円になるとは限りません。

仕入れや販売に必要だった費用などを適切に記録し、自分の所得を確認する必要があります。

ただし、「所得が20万円以下なら税金について何も確認しなくてよい」という理解も避けてください。

所得税の確定申告が不要になる場合でも、個人住民税の申告が必要となるケースがあります。たとえば横浜市は、1か所から給与を受けている人で給与所得以外の所得が20万円以下の場合などについて、市民税・県民税の申告対象となる場合を案内しています。 

さらに、他の理由で確定申告をする場合などは扱いが変わります。

自分の給与状況、所得区分、他の所得や控除によって必要な手続きは変わるため、国税庁・居住地の自治体の最新情報を確認し、判断が難しい場合は税務署や税理士へ相談してください。

売れ残った商品も管理する

せどりは在庫を持つ可能性があるビジネスです。

そのため、仕入れた商品と販売済みの商品を区別できるよう管理しておくことが重要です。

「今年仕入れに10万円使ったから、その10万円を必ずそのまま同じ年の経費として扱える」と単純化するのは避けてください。

年末に残っている商品を含む税務上の処理は、所得区分、記帳方法、事業の状況などによって確認すべき点があります。

税務処理そのものを自己流で決めるのではなく、必要に応じて国税庁・税務署・税理士へ確認してください。

一方、日常の管理としては難しくありません。

何を、いつ、いくらで仕入れ、いつ、いくらで売ったかを1商品単位で追えるようにしておけば、後から状況を確認しやすくなります。


せどり初心者が失敗を減らす9ステップ

ここまでの内容を、実際に始める順番へまとめます。

記事全体でおすすめする流れは、次の9ステップです。

1. 販売先を一つ決める
2. 過去の販売価格や売れ行きをリサーチする
3. 送料・販売手数料まで含めて利益を計算する
4. 許可・禁止商品・出品条件を確認する
5. 最初は1個または少量だけ仕入れる
6. 商品を検品し、状態を正確に出品する
7. 売れたら適切に梱包・発送する
8. 実際の利益と販売日数を記録する
9. 実績を見て次の仕入れ数量を決める

この順番で重要なのは、仕入れが4つの確認より後にあることです。

値下げされた商品を目の前にすると、「今買わなければ機会を逃す」と感じるかもしれません。

しかし、売れ行き、最終利益、送料、販売可否を確認しないまま買えば、それは事業としての仕入れではなく、結果的に単なる買い物になる可能性があります。

初心者が身につけたいのは「利益商品を見つける能力」だけではありません。

条件が悪い商品を仕入れない能力です。


考察|せどり初心者は「高利益」より資金の一周を経験する

ここからは筆者としての考察です。

せどり初心者向けの情報では、「利益率の高い商品」「おすすめジャンル」「仕入れ先」といった情報が目立ちます。

もちろん商品リサーチは必要です。

しかし、初心者の最初の目標を「高利益商品を当てること」に置く必要はないと私は考えています。

先に経験したいのは、

現金→商品→販売→入金→最終利益の確認

という一周です。

たとえば1万円で仕入れた商品について「3,000円利益が出る」と予測しても、仕入れた時点では予測にすぎません。

実際には売れるまで時間がかかり、価格を調整し、梱包したら想定より送料が高くなり、利益が1,000円になるかもしれません。

しかし、その取引で分かることは多くあります。

想定価格と実売価格の差。

売れるまでの日数。

実際の販売手数料。

梱包後のサイズ。

送料。

出品から発送までに使った時間。

これらは、次の仕入れを判断するための自分自身の取引データです。

ここで重要なのは、筆者自身のせどり実績を装って「経験上こうだった」と断定することではありません。

本記事の考察は、利益計算・在庫資金・販売までの工程を分解したうえで、初心者が再現しやすい判断手順として整理したものです。

利益率・回転・資金・作業時間をセットで考える

副業としてせどりを行うなら、商品を見るときに次の4つをセットで考えることをおすすめします。

利益率・回転・必要資金・作業時間です。

利益率が高くても、販売まで半年かかり、検品や梱包にも長い時間が必要なら、副業として使いやすい商品とは限りません。

反対に利益率が多少低くても、小型で保管しやすく、短期間で売れ、梱包も簡単なら、限られた時間で回しやすい可能性があります。

つまり、商品へ投入しているのは仕入れ資金だけではありません。

自分の時間も投入しています。

「1商品いくら儲かるか」と同時に、「その利益を得るために資金と時間をどれだけ使うのか」を考える。

この視点を持つと、せどりが単なる価格差探しではなく、小さな資金配分と時間配分の連続だと分かります。

最初は「1仕入先・1販路・1ジャンル」でいい

初心者が遠回りを減らすなら、選択肢を意図的に減らす方法も有効です。

Amazonも使う。

メルカリも使う。

店舗もネットも調べる。

新品も中古も扱う。

本、家電、ゲーム、ホビーも全部見る。

これを同時に始めると、覚えるルールが一気に増えます。

結果が悪かった場合も、「商品が悪かったのか」「販路が悪かったのか」「送料計算が悪かったのか」「仕入先が悪かったのか」が分かりにくくなります。

筆者なら最初は、

1仕入先・1販路・1ジャンル

程度まで絞ります。

もちろん永遠に一つだけ扱うという意味ではありません。

数回の売買を通じて判断基準を作った後、必要に応じて選択肢を増やせば十分です。

初心者ほど「できることを増やす」より、「今はやらないことを決める」。

これはせどりだけでなく、副業全般で遠回りを減らす考え方です。

「売れそうな理由」より「売れない理由」を先に探す

もう一つおすすめしたいのが、商品を見るときの問いを変えることです。

「なぜ儲かりそうか」だけでなく、「なぜ売れない可能性があるか」を先に考えます。

たとえば、

  • 価格差は大きいが需要が少ない
  • 需要はあるが競合出品が多い
  • 利益はあるが送料が高い
  • 売れやすそうだが自分は出品条件を満たせない
  • 販売価格は高いが検品に専門知識が必要
  • 小さな利益に対して作業時間が長い

といった理由です。

これらを一つずつ確認し、それでも条件に納得できた商品だけを少量で試す。

この順番なら、「安い」「利益率が高い」という一つの数字だけで仕入れに走りにくくなります。

せどりで資金を守る力は、利益商品を当て続ける能力だけではありません。

悪い仕入れを見送る能力でもあります。


まとめ|せどり初心者は調べてから小さく一周させる

せどり初心者の始め方は、販路決定→リサーチ→利益計算→ルール確認→少量仕入れ→検品→出品→発送→収支確認の順番で考えると整理しやすくなります。

重要なのは、価格差が大きい商品を次々に買うことではありません。

販売価格から仕入価格、販売手数料、送料、梱包費などを差し引き、実際に利益が残るかを仕入れ前に確認することです。

さらに、利益率だけでなく売れるまでの期間、必要な仕入れ資金、作業時間も見てください。

中古品を仕入れて販売する場合は古物営業法上の扱いを確認し、販売プラットフォームの禁止商品・出品条件も仕入れ前に確認します。

税金も「売上20万円」という単純な基準ではありません。

所得や本人の状況によって申告要件が変わるため、最初の1商品から売上・仕入れ・経費・在庫を記録し、必要な手続きを公式情報で確認することが大切です。

初心者の最初の目標は、大量仕入れでも月商の大きさでもありません。

1商品を調べ、利益を計算し、ルールを確認し、仕入れ、売り、発送し、最終的にいくら残ったかを確認する。

まずこの一周を完成させる。

その数字が蓄積されれば、他人の「おすすめ商品」よりも、自分の次の仕入れを判断する材料になっていきます。


よくある質問

せどり初心者はいくらから始めればいいですか?

一律の金額はありません。

商品の価格帯によって必要資金は異なるため、生活費や緊急用資金に影響しない範囲で、最初は1個または少量から始める方が安全です。

重要なのは初期資金を大きくすることではなく、少額で一度「仕入れから現金回収まで」を経験することです。

中古品をせどりするなら古物商許可は必要ですか?

中古品を仕入れ、営業として販売するなど、取引形態によって古物商許可が関係します。

警視庁が案内する古物商許可申請の手数料は、2026年8月16日時点で19,000円です。 警視庁

自分の販売方法が許可対象か判断できない場合は、仕入れを始める前に主たる営業所所在地を管轄する警察署などへ確認してください。

せどりは売上が20万円を超えたら確定申告が必要ですか?

「売上20万円」がそのまま所得税の確定申告基準になるわけではありません。

一定の給与所得者では、給与所得・退職所得以外の所得金額が20万円を超える場合などに所得税の確定申告が必要になります。 

20万円以下でも住民税の申告が必要となる場合があるため、国税庁と居住地の自治体の最新情報を確認してください。 最短資産設計ライター・神崎レン

物販は、仕入れる前の判断で結果が変わります。

売れる商品を探すことだけでなく、資金管理、販売先、継続しやすい進め方まで整理することが重要です。物販・転売を含め、自分に合う副業の入口を無料で確認したい方は、ゼロアカのLINEから確認してください。

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